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 時を支配するキャバクラ嬢 (前編)

今回は、みさなんに「新人のキャバクラのお姉さん」になってもらいたいと思います。真のエリートビジネスマンには仕事でもプライベートでも相手の心をつかむ能力が必須です。キャバクラのお姉さんがお客さまの心をつかむテクニックを通して 会話の技術を磨いていきましょう。

 

 

 今、キャバクラ嬢のあなたは本日が初のご来店のお客さまと会話をしています。その人が、楽しそうにこう言いました。

「ワシなぁ、実は今朝、電車の中でスゴイもの見たんだよ」

 こんな時、あなたはどう答えますか?

 

 A「へえ~……」

 B「スゴイもの!?」

 C「(すぐに)何なんですか!?」

 D「え……。(間をおいて)何なんですか?」

 

 果たしてあなたは 今後もお客さまに指名してもらうことができるのでしょうか!?

 

 

 まず、A「へえ~……」を選んだ人。これは今後の指名率5%。本気でこんな選択肢を選んだなら、一生ヒラ社員決定です。少なくとも相手は、「興味あるだろう? な、な?」という意図で聞いています。でも その答えでは全く相手の気持ちに応えていません。それでは相手の心も冷めてしまいます。

 

 次に、B「スゴイもの!?」の人。この場合、今後の指名率は60%。単なるオウム返しですが、これは心理学で言う「ミラー効果」になっています。ミラー効果とは、相手の言葉・動作をそのまま繰り返すことで 相手に「一体化している」、「気持ちが通じ合っている」と感じさせるテクニックのことです。

 新人さんで、会話のノウハウなどが何も分からないキャバクラ嬢は、とにかくこのミラー効果を行いなさい、と指導されるそうです。「競馬したんだ」なら、「へえ、競馬?」。

「でも、スッちゃってね」なら、「スッちゃったんだ……」。相手が足をくずしたら、自分も少し足をくずす。という具合です。

 

 これは心理学的にも有効であると言われていますが、やはり新人さん向けの受身的なテクニックの域を出ていません。あなたが本気でビジネスマンにおいての指名ナンバー1を目指すなら、それ以上の技術が必要です。

 

次回、CとDの分析を通して、相手の心を更にぐぐっとつかむ技術を紹介いたします。

 

次回予告:タイミングこそが心をつかむ鍵!?