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プラスイメージはこう使う (前編)

 

心理学では、幸せなイメージを持つことはとても重要なこと と言われます。

事実、成功した起業家の多くは「成功するイメージ」を持ちつづけた人たちですし、オリンピックの金メダリストたちは、毎日のようにイメージトレーニングをしています。

 

では、イメージって、本当に実生活に役立っているんでしょうか?今回は、イメージの持つ力とそのメカニズムについて考察していきます。

 

 

「プラスのイメージを持ち続ければ、あなたは必ず成功する」

これは、ポジティブシンキング系の本を開けば、ほぼすべてに載っている言葉です。

 

でも、「なぜか?」については、あまり触れられていません。だからそれを読んだ人は「ああ…、そういうモンなんだぁ」といった、あいまいな認識しか持てません。そのため、その日と次の日くらいはプラスなイメージを持ってみたりもするけど、さらに次の日になると、すっかり気持ちはマイナスに戻ってしまう、というパターンが多いのではないでしょうか。

 

どんな理論も、明確な理由付けがあって 初めて納得することができます。

 

「プラスのイメージを持ち続ければ、あなたは必ず成功する」

これは、正確な言い方ではありません。

正確には「プラスのイメージを持ち続ければ、あなたの成功率はアップする!」

 

中途半端に「成功する」って断言するよりは、明快な言い方ではないでしょうか。

世の中に「絶対」と言えることはあまりありません。だから、「これで+100%!」なんて言い切れるものを一つだけ持ってる人より、「これで+30%!」というものを何個も持ってる人の方が強いんです。

 

 

では、「プラスのイメージによって成功率アップ!」の理由を説明します。

 

誤解されやいので最初に書きますが、

「イメージによって、何か不思議な力が働いて『成功の運命』や『身体機能の高まり』みたいなものが呼び起こされる」わけではありません。

 

一度でも「プラスのイメージ」を想像してみた人はお分かりと思います。

イメージによる確かな効果とは、「今この瞬間の、心の安らぎ」。

 

それによって、その人は余計な心配を一切せずに、今の仕事や夢への努力に、より強く打ち込めることができます。それは確実な、「+30%」。

 

心配なのは、みな同じです。成功するイメージを常に持って心を安らかにさえしていれば、「心配してもしょうがない心配」なんかに思い煩うことはないはずです。

それは、体にとって大きなプラスです。

そんな心配をしてしまうと、ストレスで血管は狭くなるし、余計な思考で脳の血流は停滞してしまい、体への悪影響は明らかです。

 

「プラスのイメージは、体のコンディションを最高のものにするためのエネルギー」なのです。

 

じゃあ、どういうイメージを持てばいいのでしょうか?ポジティブシンキング系の本には、よくこんなコトが書いてあります。

「まず朝起きたら、頭の中を真っ白にしましょう。そしてそこに、太陽が昇る様子をイメージしてください。太陽は真っ赤に燃え、熱く強く輝いています。あなたはその光に照らされ、体中がエネルギーに満たされるのを感じます。さあ、そしてあなたは太陽に吸い込まれていきます。少しずつ、少しずつ…」

 

会社に遅刻しますね。

 

イメージなんて、もっとカンタンなものでいいんです。確実にやることができなければ使えませんよね。

 

次回予告:プラスのイメージを持つための簡単な方法とは!?