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ハンバーガーにがっかり!? (前編)

 


今回はハンバーガーから派生するちょっと気軽なお話です。

 

突然ですがみなさんは、「チーズクォーターパウンダー」ってご存じでしょうか。

 

 

 

マクドナルドのハンバーガーの名前で、関東圏でもメニューに入ったことがありました。ご存じない方のために説明しておくと、「チーズ」はもちろんチーズ。「クォーター」は4分の1。「パウンダー」は重さの単位ポンドのことですから、「肉が4分の1ポンド(約110g)のチーズバーガー」です。なんでも、通常のバーガーの2.5倍の大きさだとか。

 

とはいえ、大きくなっても原材料はマックの肉であることに変わりはないわけで、

「おおっ! この肉厚から飛び出る濃厚な肉汁が…!」

 

という美味しんぼみたいな展開にはなりません。

 

このハンバーガー、実は沖縄では関東で販売される以前から売られていたみたいで、僕がはじめて目にしたのも9年前の沖縄旅行のときでした。

 

しかしそのとき、そのメニューを初めて目にした僕は、その

「チーズクォーターパウンダー

という名前を

「チーズウォーターバウンダー」と読み違えてしまいました。

 

チーズ+ウォーター+バウンダー。

 

読み間違いには、その人の心理がかなり関わってくると言われています。

成人男性の3分の1は15分に1回は何かHな妄想をしているそうですが、そのときの僕は間違いなくそれを地で行ってました。

そしてその読み間違えた言葉に触発されるように、妄想が暴走します。

 

ハンバーガーの中にチーズとみずみずしさ(ウォーター)がいっぱい!?

その上バウンドしてる!?

 

僕の頭の中では、ビキニなお姉さんがそのハンバーガーを持って波とバインバイン戯れているシーンが浮かんできました。もう、沖縄の陽気も手伝ってか 今以上にホットな脳みそでした。

 

でも。

 

「はい、お待たせしましたー」

「……え……」

 

ただ肉が少し大きいだけのチーズバーガーを手にして、(´・ω・`) ショボーンとそれ

を噛みしめる僕。

 

「マクドナルドのコーヒーが熱いせいでヤケドした」と訴えて勝ったおばーさんがアメリカにいたそうですが、僕が同じように「純粋な期待が裏切られた」と訴えたら勝てるかな…と思った夏の日の午後でした。

 

さて今回のメインの話は、少しだけ今の話題に関連します。

 

ほら、みなさんも同じように、「期待が裏切られた!」なんて感じたことってないでしょ

うか。

 

今のチーズウォーターバウンダー程度の期待なら(´・ω・`) ショボーンで済みますが、

それがもっと重いシチュエーションだと、ショックもケタ違いです。

 

たとえば、「信じていたのに浮気をされた…」とか、

「仕事が速いと思って任せたら、遅かった…」とか。

 

その期待が強ければ強いほど、そして自分の中で当然のことになっていればいるほど、そのときのショックは大きくなります。

では、期待が大きくなり、当然のように思ってしまうのはどうしてでしょうか?

 

次回予告:人間心理の仕組みを解き明かし、期待を裏切られないためのテクニックを紹介します。